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 香納諒一 の記事一覧
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『毒のある街 K・S・P 2』 香納諒一 徳間書店 
2008.10.24.Fri / 02:36 
毒のある街―K・S・P(Kabukicho Special Precinct)2毒のある街―K・S・P(Kabukicho Special Precinct)2
(2008/09)
香納 諒一

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 シリーズ第1弾が大して面白くなかったので、どうなることかと思ったが、これが滅法面白かった。

 だいたい主役を張っているのがチャイニーズマフィアというが、話をややこしくしていけない。似たような名前ばかりで読めないじゃないか。

 でも2巻目ともなれば、さすがに読めるようになってくるし、チャイニーズマフィアと日本のヤクザと警察の、ごちゃごちゃした関係にも慣れてくる。そうすると、登場人物や事件の背景、それに伴う心理描写まで、かなり丁寧に描き込んでくれているので、面白くてしょうがない。先が気になりながらも、じっくり読むことができた。

 相変わらず事件は複雑なのだが、爆殺されたり撃ち殺されたりと、ぎょっとなる出来事が目白押しなので、なんとかして事件の真相に近づきたくて捲る手が止まらなかった。気なっていたスキンヘッドの刑事と女性キャリア捜査官の関係も、前作よりしっくりいっていて安心した。さすがに作者も巨乳にこだわるのはマズいと思ったのか、今回はセクハラまがいの描写は出てこなかった。やっぱりアレは設定だけだったようだ。

 前作で散々ムカついた署長の深沢だが、やっぱりこいつはどうしようもないバカだった。あれ?

 ということで、悪魔のように頭の切れる朱除志(チュー・ロンジー)の報復で幕を開けたシリーズ第2弾だったが、チャイニーズマフィアとの決着は持ち越しとなった。これでますます次回が楽しみになってきた。
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『孤独なき地』 香納諒一 徳間書店 
2008.10.23.Thu / 01:10 
孤独なき地―K・S・P(Kabukicho Special Precinct)孤独なき地―K・S・P(Kabukicho Special Precinct)
(2007/03)
香納 諒一

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 最新刊の『毒のある街―K・S・P(Kabukicho Special Precinct)2』を面白く読んでいたら、100ページのところで、タイトルに「 K・S・P 2」とあることに気づいた。迂闊にもほどがある。ということで、急いで図書館でシリーズ1巻の本書を借りてきた。

 うーん。2巻の出だしで、足が切断したり両腕が吹っ飛んだりするような、派手な描写を読んでいたせいか、血がどばどば出る話を想像していたら、意外と地味な描写でつまらなかった。もっとも、冒頭からいきなり、側頭部が弾け飛ぶような狙撃事件が始まるのだから、読むほうとしては展開が早くて良い。で、お約束のように次々に人が殺されていくのも、アクションを楽しむのほうとすれば、退屈しなくて良い。

 しかし、香納諒一お得意のハードボイルドを期待して読むと、肩透かしを食らってしまう。といって、警察小説というのでもないようだ。だいたい常に銃を携行し、ほとんど問答無用でぶっ放したりする刑事なんて実際にいるんだろうか。

 それはそうと、中国マフィアと日本のヤクザの関係や事件自体が複雑すぎて、よくわからなかった。読みながら自分の読解力を嘆いてしまったよ。実際、キャラの魅力もいまいち伝わってこないせいか、署内のごたごたばかりが目に付いて、さっぱり事件の真相が見えてこなくて参った。特捜班のチーフも、スキンヘッドだかなんだか知らないが、あんまりカッコ良くみえないし、キャリアの女捜査官も、巨乳のナイスバディというのだが、これも設定だけだったようだ。第2巻に期待しよう。
『第四の闇』 香納諒一 実業之日本社 
2007.11.05.Mon / 14:13 
第四の闇第四の闇
(2007/09/19)
香納 諒一

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  ★★★

 インターネット心中で妻を失い、自宅マンションでネットの古本屋を営んでいるアル中の男が主人公。彼は、ネットで集団自殺をはかった者たちを追っていた友人のライターと会う約束をしていた。その友人が、自宅で四肢を切断され胴体だけ持ち去られていたのだ。このバラバラ事件の真相を明らかにするために、彼は同じ第一発見者であり、同じような闇を抱えた十代の若者達と行動を共にしていく。

 久しぶりの香納諒一である。最近の作品を読んでないので香納にどんな変化があったのか知る由もないが、ハードボイルド作家として愛すべき作品ではなかった。もちろんミステリーを愛する読者なら、文章力、構成力が抜群でもありプロットも十二分に練られたこの作品は、上質なエンタメ作品として評価するだろう。ただわたしには物足りなかった。それが残念である。

 テーマ自体は魅力的であり社会性もあって、興味深くも読み進めることができる。なので、タイトルでもある第四の闇が何であるのかを考えながら真相を追ってゆくのは面白かった。だが、わたしが香納に求めていたのは上質なハードボイルド作品でありエンタメ作品である。ところが、妻に死なれた男が酒浸りになり、最後の最後までぐちぐちと不幸な状況を嘆いているばかりの話では詰まらない。どんよりと暗い主人公には愛想を尽かすしかなく、くどくどと同じ状況が繰り返されるのにはぐったりなってしまった。

 だから、二転三転する展開やどんでん返しにも、なるほど、と感心しても驚愕するほどのインパクトはなかった。そのため、ミステリー部分でも首を傾けざるを得なかった。

 痛快さもなく、愉快でもなく、サプライズもない作品となると、肝心の物語にも楽しみを見つけられず、エンタメ作品としても失敗だったと言わざるを得ない。主人公のキャラの痛さや事件の異常性が、テーマに必要だったとは思うものの、それを押し切るれるものがないというのは、やはりいただけない。希望のないやるせない思いだけが残ってしまったということか。読後感はよくなかったということで、あまり好きな話ではなかった。
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 薔薇の黒背景は画像が綺麗に見えるので私も好きでしたが、やはりエントリ別に見るときは使い勝手が良くないようです。CSSを弄れるといいのですが、このレベルになるとさすがに勉強しないと無理なのでやめました。ずいぶん粘ってみたんですけどね。なので元に戻しました。またそのうち黒背景にすると思います。2008/09/24
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