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 新堂冬樹 の記事一覧
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『毒蟲VS.溝鼠』 新堂冬樹 徳間書店 
2006.05.18.Thu / 15:57 
毒蟲vs.溝鼠毒蟲vs.溝鼠
(2006/04/18)
新堂 冬樹

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  ★★★★☆

 きゃあー!面白かったよぉ。ちょっと薄味でしたが。

 こんなのが面白いなんて言ったら、人でなしなんて思われそうだけど、漫画チックのバトルにわくわくしっちゃった。前作の『溝鼠』を読んでないので、この作品が妥当かどうかなんて全くわかんないんだけど、それでもこれだけたくさんの変態野郎を登場させて、コノヤロウコノヤロウコノヤロウとばかりに変態チックに血飛沫吹き上げて、残虐さと破壊のかぎりをつくしたやりたい放題の描写は、素晴らしかった。とくに斑禿のチビデブ小卒男と、真性サディストな河童禿のふたりの口角泡を飛ばすバトルは抱腹絶倒だった。そして全編を通しての唾棄すべき残虐性。中途半端な良心の呵責もなく、一片の躊躇もない暴力的な描写は、いっそ清々しいほどであった。動物の虐待については、動物大好きな新堂先生が心を鬼にして描いたのだろうから、まあこれは許容範囲内としよう。しかし、ラストの呆気無さは、なあ~んだ、これで終わりなのと白けちゃって、ちょいとガッカリしてしまった。なので星半個減らしました。お薦めですか?あ、それはないです。


2008/03/29追記


著者: 新堂冬樹
出版社: 徳間書店
サイズ: 新書
ページ数: 334p
発行年月: 2008年03月
ISBN:9784198507763
本体価格 905円 (税込 950 円) 送料別


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『誰よりもつよく抱きしめて』 新堂冬樹 光文社 
2005.09.30.Fri / 15:10 
誰よりもつよく抱きしめて (カッパノベルス)誰よりもつよく抱きしめて (カッパノベルス)
(2005/09/26)
新堂 冬樹

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  ★★

 ものすごく夢中で読んだし、ものすごく興味深い内容でしたが、はっきり言います。
こんな話は嫌いです。

 相変わらずリーダビリティは抜群だし、のめり込めるほど面白いにも拘わらず、着地点にあざとらしさが感じられて、どうにもこうにも気に入らないのです。

 評価のほうは、新堂ファンであるにも拘わらず、ただただ好きじゃないというだけで、思いっきり下げてしまっていますが、出来れば多くの方に読んでもらって考えていただきたいです。
結婚生活8年目の仲睦まじい夫婦が、夫の病気のためにセックスレスとなっている。その症状というのは、物が素手で触られないという強迫的な潔癖症。その症状に長年苦しめられる夫と妻。そんな二人の前に現れた、深刻な悩みを持つ青年と、やはり同じような症状で苦しんでいる女性。

 夫は妻に対して幸せにできないという不甲斐なさで一杯だし、妻はそんな夫を不憫に覚える。お互い愛し合っていながら上手く伝わらない気持ちが痛いほど伝わってきて、好感触です。
ですが、読んでいてだんだんと苛々してくるのです。

 この夫婦は別れたほうがいいです。

 現実的にいって、こんなことは有り得ないです。

 こういう優柔不断な話は、性格的に合わないのです。

 これはもう小説の出来がどうのこうのというレベルではなく、つまり虫が好かないという感情なのです。

 ラストの感動場面では完全に白けてしまって、どうとでも好きにすればいいと投げ遣りな気持ちになってしまいましたね。

 大人の、切ない恋愛小説ということですが、こんな話はもういいです。正直飽きました。やはり、新堂冬樹はこういう恋愛小説より鬼畜系に走ってほしいですね。この次は是非、もうひとつの路線でいってくれることを願うばかりです。
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『天使がいた三十日』 新堂冬樹 講談社 
2005.07.12.Tue / 15:20 
天使がいた三十日天使がいた三十日
(2005/06/21)
新堂 冬樹

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  ★★★★☆

 や~ん。ああ、もうすっごい可愛い。

 犬好きには堪らない内容です。

 一度でも飼ったことのある方には涙モノでしょう。

 さすが動物好きの新堂タンでした。

 可愛い可愛い。

 内容?ああ、それはないです。

 でも、そんなことはほとんど関係ないですね。内容なんて、人と犬との愛情の前ではあってなきが如しですから。

 星の数も勢いで付けてますし。

 だから、そんなことはどうでもいいんです。

 とにかく可愛い。

 それに、主人公の男の人が音楽家というのもポイントが高かったです。最近、個人的にDollを通じて知り合った方が音楽家だったので、アーティストと裏方の関係とか、作曲は歌手に合わせてするものだという話がでてきて、これがなかなか興味深くて面白かったです。Dollのことは、この日記をご覧になっている方にはすぐにわかりますね。では~。


 追記
 しかし、この上戸彩の帯はマズいんじゃないのかな。ネタバレのような。上戸彩は嫌いじゃないけど、この表紙だと買わない気がするなあ。
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『吐きたいほど愛してる。』 新堂冬樹 新潮社 
2005.03.26.Sat / 15:26 
吐きたいほど愛してる。吐きたいほど愛してる。
(2005/01/20)
新堂 冬樹

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  ★★★★

 四編とも確かに吐きたくなるほどのグロい話ばかりなので、気持ちが悪くなることもあったのですが、読み出したら怖いもの見たさの楽しみが出てきて一気読みでした。

 新堂作品の入門書とはいきませんが、ファンにとってはこれほど面白い作品もないでしょう。ただし食前食後には読まないことをお勧めします。

 帯より

逆上妄想男の迷惑な勘違い愛

夫の帰りを正座して待ち続ける壊れた妻

可憐な美少女が味わう生き地獄

非道の限りを尽くして虐待される寝たきり老人


 いやあ、帯の惹句からして凄いですね。

…「勝手気ままに狼藉の限りを尽くす面々をあなたは愛せるか!」ですか。

 愛せるかどうかはともかくとして、思いっきり楽しませてもらいました。

• 「半蔵の黒子」で蛆虫が出てきたのには辟易しましたが、この自己中心的勘違い野郎は強烈でしたね。蛆虫チャーハンと一緒に夢に出てきそうで怖いです。まさにホラーですね。

• 「お鈴が来る」はもう題名からしてホラーですね。怖いですね。でもちょっとしたミステリ要素もあって、一番好きな作品です。私はどうも精神を患っているという設定に惹かれるようです。妻の壊れっぷりには漫画的要素もあったせいか、怖いんだけど悲惨さがそれほどないところが読んでいて救われました。でも現実だったら、やっぱりサッサと入院させてしまいますよね。それにしてもラストですよ。もう思いっきり背筋が凍り付きそうになりましたね。さすがですね。

• 「まゆかの恋慕」は、唯一まともな作品です。純愛ですね。私はこの手の小説は好きではないので、パスですね。

• 「栄吉の部屋」、いやあ、なんだか笑わせてくれましたね。寝たきり老人の虐待なんて、いきなり可哀想なところから始まったので、あれれ、新堂さん普通になっちゃったのかなと思ったら、やっぱり途中で、非道の限りを尽くした過去なんてのが出てきて、読んでいてむせてしまいましたが、最後はブラックな話ですっきりと纏めてくれたので、安心して本を閉じられたのでした。

 『背広の下の衝動』よりこちらのほうがずっと好きですね。

 新堂ファンにはオススメです。
『聖殺人者』 新堂冬樹 光文社 
2005.03.23.Wed / 14:46 
聖殺人者聖殺人者
(2005/02/25)
新堂 冬樹

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  ★★★☆

 いやあ、面白かったです。

 適度な長さだし、適度にぐちゃぐちゃに血に塗れていて、花粉症で集中力もなく頭が停滞している私には、ぴったりでした。

 マフィオソ(マフィア)の三部作らしいのですが、これは『悪の華』に次いで第二作目にあたります。

 ファミリーの抗争で家族を皆殺しにされ、日本に逃げてきたシシリアのマフィオソ、ガルシアですが、ヤクザとの銃撃戦があったり追っ手との死闘があったりするのは、『悪の華』と一緒です。
ただ、前作がボリュームたっぷりに、敵味方拘わらず魅力溢れるくらい書き込んであったのとは違って、かなりさらっと描かれていましたね。

 文体も体言止めを多用して、一文も短くしてあったので、するする頭の中に入ってきます。でもその分、内容が薄まっていましたが。

 でもこれくらいのほうが、新堂作品初心者の方には入りやすいかと思います。何だかんだ言っても、指は飛び、脳漿は撒き散らされ、あとは……まあいろいろですから。

 中身のほうもダイジェスト版のように『悪の華』に触れていましたので、この作品から読まれても大丈夫だと思います。

 でも私としては『悪の華』のハードーカバーの表紙を見ながら、じっくりと新堂作品にのめり込んでほしいな、と思います。
悪の華悪の華
(2002/10)
新堂 冬樹

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 写真が麗しいでしょ?
 え?気持ち悪い?

 では、ノベルスにもなっていますので、このかっちょいいイラストでもご覧になってお読みくださいね。

悪の華 (カッパノベルス)悪の華 (カッパノベルス)
(2005/01/21)
新堂 冬樹

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 このガルシアシリーズ、憎い仇であるマイケルを殺さない限りは、終わらないでしょう。と、ガルシアがピンチになっても、平静な気持ちで読んでいたのですが、ラ、ラストがあぁぁぁぁぁ。

 大丈夫ですよねっ!まだ続きますよねっ!

 えええぇぇぇ~~~~!!!!!

 続きを早くだしてくれ~~~!!!

 んで、星3個半なんて微妙な評価になっちゃったのでした。

 あ、そうそう。文庫本も出ていました。こちら。

悪の華 (光文社文庫)悪の華 (光文社文庫)
(2006/10/12)
新堂 冬樹

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『僕の行く道』 新堂冬樹 双葉社 
2005.03.08.Tue / 16:08 
僕の行く道僕の行く道
(2005/02/09)
新堂 冬樹

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  ★★★★★

 帯より

愛は奇跡をおこす…
全264ページ
そこにあるのはただ、
親子の愛と信頼の物語。
静かな感動があなたを包む、
感涙のハートフルストーリー。


 まったくもって帯の通りのお話でした。

 涙でぐちゃぐちゃの顔で、ちょっと銀行まで行ってきました。帰ってきてこれを書いていますが、すみません、思い出したら、またはらはらと涙がこぼれてきてしまって……書けなくなりそうです。

 もともと新堂氏は抜群の描写力で悪を描いている方なので、子供と動物を描かせたら巧いだろうなとは思っていましたが、やってくれました。この作品は、平易な文体の中に優しさや哀しみが見事に表現されており、小学三年生の主人公が母をたずねてゆくという話に「初めてのお使い」のような不安や期待感が合わさった感動作品に仕上がっています。

 コスモスの咲き乱れる小高い丘の花畑で、大志を後ろから抱き締める笑顔の女性。

 毎週土曜日に届けられる母からの手紙。

 お母さんは、どうしてパリに行ったの?

 辞典のような分厚い本のページの隙間から舞い落ちた、一枚の写真。

 お母さんは、パリにいるんじゃなかったの?

 コスモスが咲いている瀬戸内海…小豆島。そこにお母さんはいるの?

 いくつかの謎を残しながらラストに向かってゆくのですが、主人公の気持ちを考えながら、また周りの大人達の、優しさに満ちた思い受け止めながら読んでいきました。だんだん鼻の奥がツーンとしてきて、これはちょっとヤバイかなと思っていましたが、やはり駄目でしたね。胸が詰まってしまって、なんとも言えない気持ちになりました。

 ハッとするラストが待ち受けています。

 是非この気持ちを多くの方に味わってほしいと思います。そして、出来るなら是非お子さん達にこの作品を読んでほしいと思います。

 母と子の愛情物語でした。
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 このブログは「でこぽんの読書日記」のミラーサイトになります。感想文の保管庫ですね。読書通信となっていますがdollのほうがメインになるかと。なるべく多くの写真を載せていきたいと思います。画像をクリックしていただくと元の大きなサイズになります。
 それではどうぞよろしくお願いします。

 高速画像表示にするため、「広告あり」に設定しました。ちょっと邪魔ですがよろしくお願いします。2011/12/21

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 感想でいらした方は、カテゴリの[国内海外]の感想をクリックしていただくと日付順に表示されますので見やすいかと思います。
 でも最近は感想文は書いてないです。すみません。

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 カテゴリのところをちょっといじりました。
 ドールはmomoko、Misaki、Barbie、FRと分けて、それぞれの全記事が表示できるようにしました。少しは使い勝手がよくなったと思うのですが、どうでしょうか。2008/7/23

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 何かありましたらこちらまで。
 メールアドレス
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 薔薇の黒背景は画像が綺麗に見えるので私も好きでしたが、やはりエントリ別に見るときは使い勝手が良くないようです。CSSを弄れるといいのですが、このレベルになるとさすがに勉強しないと無理なのでやめました。ずいぶん粘ってみたんですけどね。なので元に戻しました。またそのうち黒背景にすると思います。2008/09/24
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