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 ジョン・M. マグレガー の記事一覧
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『ヘンリー・ダーガー非現実の王国』 ジョン・M. マグレガー 
2008.03.30.Sun / 22:29 
 巡回先より知ったのですが、ヘンリー・ダーガーの映画が3月29日(土)からシネマライズでロードショーになっています。2004年に映画ができていたのは知っていましたが、当時は残念ながら日本での公開はありませんでした。今回のロードショーはとても嬉しいです。でも劇場には足を運べないと思いますので、ぜひDVDを製作していただきたいです。

 映画『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』公式サイト→こちら

 皆さんはすでにご存知だと思いますが、わたしがヘンリー・ダーガーの名前を知ったのは今からおよそ3年前です。これもやはりはてなダイアリーの巡回先のエントリーで知りました。かなり衝撃的だったのでこのあと図書館から借りて読んでみました。そのときのレビューを「でこぽんの読書日記」に書きました。これはすでに削除してしまってキャッシュも残ってないのですが、たまたま拾ってきたのがありましたのでもう一度載せておこうと思います。まったく当時のままなのでおかしなところもたくさんあると思いますが、お読みいただければと思います。

 これがその衝撃的だったダーガーの絵です。
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

 「でこぽんの読書日記」2005-06-26(再録)
 それではこちらからどうぞ。
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 ブタスブタさんのブログで初めて認識した作家です。
リアルワールド

 認識というのも変ですが、ダーガーの絵は、例えば桐野夏生の『リアルワールド』の表紙になったりしていて、なんとも不思議な絵を描く作家がいるなと思っていたからです。
 
 赤い心臓の前に同じような少女がずらりと並んでいる絵です。

 ダーガーはこんなふうに同じ色で同じようなデザインの服を着た少女を描くのが好きだったようです。コピーのようでコピーでないというのが面白いです。もちろん同じ枠の中でコピーを使っている構図もあります。面白いと思うと同時になんだか違和感があるので、きっと何か意味があるのでしょうが、今回は画集を図書館から借りてきただけなのでよくわかりませんでした。

 さて、ヘンリー・ダーガーに興味を持ったのは絵のユニークさもあったのですが、それより何よりダーガーの生涯が実に興味深かったからです。

 ダーガーは1892年にアメリカのシカゴで生まれて、4歳になろうとする頃、妹の出産で敗血症を引き起こした母を失ってしまうのでした。妹はすぐに養子に出され、彼自身は身体に障害がある父親に育てられることになります。

 この後、知的障害児のため施設で約10年間過ごすことになるのですが、8歳までは父親の元で穏やかに生活し、小学校に通い、知的にも普通の、むしろ平均以上に賢い子どもであったようです。しかし、父親の病状の悪化と経済状態のために養護院に預けられたことから一種の感情障害を引き起こしたとされ「知的障害児童」を収容する施設に移されることになりました。

 17歳でこの施設を脱走するまで10年近くに及ぶ施設での生活は、彼に決定的な「トラウマ」を与えたようです。施設を出てからは、病院の皿洗い兼掃除夫の職を得て、71歳で足を傷めるまでこの仕事を続け、1973年81歳でこの世を去りました。

 彼の死後、写真家である家主が、彼が死の年まで人知れず制作していた膨大な作品群を見つけることになります。その一つが、1万5千頁にも及ぶ非現実の王国を描いたこの絵と物語です。

 無口で友達もいなかったダーガーですが、自分の部屋の中では妄想が吹きまくり、可憐な少女戦士ヴィヴィアン・ガールズの長い戦いの物語を描き続けていったのでした。ペニスを持つ少女たち、ヴィヴィアン・ガールズの物語。画集だと思って安易に考えていたのですが、読み進むと優しげな文章に何気に残酷なシーンがあったりと、手軽に手に取れるものではなかったのでした。で、今回はこれでおしまいです。

 画集なのに絵について何も書いてないじゃないのと怒られそうですが、はい、これは実際に手を取ってみなければわからないと思いますので、ネットでダーガーの絵を見て判断したほうがいいでしょう。すごくグロテスクな場面もありますが、漫画的な絵なのでちっとも怖くありません。それより不気味だったのは、やはり何人もの同じ子が押し込められていて、遊んだり逃げ惑ったり並んでいたりするところでした。

 ああ、ダーガーって一筋縄ではいかないです。とても理解できそうにはないのですが、でも絵は可愛いです。

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 これでおしまいです。

 You Tubeに映画の予告編がありましたので貼っておきます。

非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎





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