Archive [ 200607 ] 記事一覧
夜をゆく飛行機(2006/07)角田 光代商品詳細を見る ★★★★☆ 真っ当な家族小説である。だが、なぜこんな回顧的なぬるま湯の小説を角田が書くのかわからなかった。きっと自分自身が幸せだと思っているから、こんなからからと乾いたような小説を書くのだろうと変に勘ぐってみたり。だけど一家のアルバムは、だんだんと私のなかに染み込んでゆき主人公と一緒に体験することになるのだった。 主人公は酒屋の四女の里々子である。四女...
初恋温泉(2006/06)吉田 修一商品詳細を見る ★★★★★ 舞台は、非日常的な空間である温泉宿である。ただそれだけでいつもとは違った感情が芽生えるものであるが、離婚を決めた二人にとってこの温泉宿はどういう意味をもつのであろうか。湯船の中で語るふたりの言葉に、こちらまで長湯でのぼせるような気分を味わう「初恋温泉」であった。この表題作が抜群に良い。吉田修一の力量からいえば、これくらいの作品は描いて当然であろう...
女ともだち(2006/06/23)真梨 幸子商品詳細を見る ★★★★☆ 東電OL殺人事件を彷彿される展開。桐野夏生のようなドロドロとした感情の垂れ流しが面白いインタビュー形式。女性ライターの取材と記事によって事件の全貌があらわになっていく様は非常に面白かったです。二転三転していく話も、ミステリーだと思えば面白いと思うことこそあれ、不満はなかった。ところが、「なんだ、そういうオチか」と、最後のどんでん返しで白けてし...
血は冷たく流れる (異色作家短篇集)(2006/03)ロバート ブロック商品詳細を見る 異色作家短篇集に慣れてきたということもあって、飛びぬけて驚くということはないのだが、不思議系からSF、ファンタジー、ミステリーとバランスよく収められた作品集であった。適度に古びているといのが懐かしさを覚えて、見事に決まるオチとともに愉しんで読めた。 読者も騙される、気弱な俳優の一世一代の名演技に、なるほどと思うオチが素晴ら...
ドラママチ(2006/06)角田 光代商品詳細を見る ★★★★★ 面白い。じつに面白い。 「ドラママチ」というように、5文字のカタカナで表している8編が収められた短編集である。 すかすかした題名に恐々と手に取ってみれば、案の定、わたしにとって面白くもなんともない、時間の無駄のような地味な話が展開されていた。ストレスを溜め込んでストーカー化した女の話なんかつまらんし、テーマは過激でも内容が鬱々としているので、...
炎のなかの絵 ジョン・コリア著 / 村上 啓夫訳早川書房 (2006.3)Amazonで詳細を見る ★★★ 異色作家短篇集7です。 異色作家短篇集も、楽しみながら小さい字にひぃひぃ言いながらだいぶ読んできましたので、鈍いわたしでもだいたいどんなものなのかわかってきました。これはあれですね、一気に読むものではないですね。異色というぐらいですから、もともとが奇妙な話が多いんですね。そのなかでもジョン・コリアの作品は群を抜...
女たちは二度遊ぶ(2006/03/25)吉田 修一商品詳細を見る ★★★★ 女という字がつく十編の短編と「最初の妻」という一編を含む短編集。 「本当になんにもしない女だった。」という書き出しで始まる「どしゃぶりの女」で、ドキッとして思わず我が身を振り返った。まさかわたしのことを言ってるんじゃないでしょうね、と思ったが、次の「炊事、洗濯、掃除はおろか、こちらが注意しないと、三日も風呂に入らないほどだった。」とあっ...
ずっとお城で暮らしてる (学研ホラーノベルズ―恐怖少女レクション)シャーリイ ジャクスン (1994/12)学習研究社 この商品の詳細を見る お城のような大きなお屋敷に住んでいる「わたし」は、メアリー・キャサリン・ブラックウッド、十八歳。屋敷から一歩も出ない姉のコンスタンスと半身不随のジュリアン伯父さんの三人で暮らしている。 冒頭の「わたし」の語りから、一気に彼らの奇妙な田舎の暮らしに引き込まれてゆく。周囲の人物...
⇒ でこぽん (08/22)
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⇒ カオル (08/21)
⇒ カオル (08/21)
⇒ でこぽん (08/20)
⇒ まちぽい (08/20)
⇒ でこぽん (08/20)
⇒ まちぽい (08/20)
⇒ でこぽん (08/19)
⇒ でこぽん (08/19)
⇒ 味 (08/19)
⇒ 藍色 (08/18)
⇒ でこぽん (08/18)
⇒ あおおに (08/18)
⇒ でこぽん (08/17)
⇒ カオル (08/17)
⇒ でこぽん (08/17)
⇒ カオル (08/17)
⇒ でこぽん (08/16)
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⇒ でこぽん (08/14)
⇒ 関田涙 (08/14)
⇒ でこぽん (08/13)
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