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2007年03月の記事一覧
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『九月の恋と出会うまで』 松尾由美 新潮社 
2007.03.30.Fri / 10:19 
九月の恋と出会うまで 九月の恋と出会うまで
松尾 由美 (2007/02/21)
新潮社
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 SFミステリの要素がたっぷりな素敵な恋の物語。
 
 2004年の夏。旅行代理店に勤める27歳の北村志織は、趣味の写真を現像しているとき、薬品の臭いで隣人とトラブルになり引っ越しを決意する。引っ越した先は、「芸術関係者」のみが住んでいる、4部屋しかないアパート。住民は、オーケストラ団員の倉に、美人外科医の祖父江。それから、どこに芸術的趣味があるのか分からない会社員の平野。ある日、部屋の壁にあいたエアコン用の穴から男性の笑い声が聞こえてきた。もっと驚いたことに、このシラノ(仮名だが)と名乗る男性は一年後の2005年からだと言う。言葉を交わすうち、隣室の男性、平野を尾行して証拠写真を撮ってほしいと頼まれる。だが、理由は全く教えてくれない。そのうち、ぬいぐるみの熊まで喋りだす始末。一体どうなってるのだろうか。
 
 素敵な恋の物語と言ったが、綺麗に纏まっているというだけで、恋愛自体は乙女チックで面白くもなんともない。お互いどこに「好き」なる要素があるのかまったく分からないのも、恋に恋しているとしか思えないのも、単にわたしが年取ってしまったからなのかもしれないが。そんな天邪鬼なわたしでさえも、最後は感動してしまうから不思議だ。たぶんSF要素が優れていて、知らず知らずのうちに「有り得る」かも、なんて思ってしまったからじゃないだろうか。とにかくこれほど良くできたタイムパラドックスを処理した話は読んだことがない。素晴らしかった。馴染みのある都営地下鉄の大江戸線を使って説明してくれたのも良かったのかもしれない。
 
 面白かったです。
 
 お薦め。
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『悲しき人形つかい』 梶尾真治 光文社 
2007.03.29.Thu / 10:21 
悲しき人形つかい 悲しき人形つかい
梶尾 真治 (2007/02)
光文社
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 不思議系のスラップスティック・コメディ。
 
 ホーキング博士に歩いてもらいたい!という壮大な夢を持つ、無名の天才発明家フーテンは、手足に障害があっても脳波でコントロールできるという画期的な医療用補助器具を発明していた。すなわち脳波誘導ボディフレーム、略してBF。すばらしい頭脳を持っているし立派な発明をするフーテンだったが、そこは天才発明家にあるように、彼はちと常識に欠けていた。なので、このフーテンをずっと影でフォローしていたのが、高校時代からの友人、中岡祐介。今までも持ちつ持たれつの関係であった二人だが、フーテンの研究のせいで近所から苦情が出たため、二人は家賃の安い横嶋町の一軒家に引っ越すことにした。ところが、この横嶋町というのがとんでもない町で、二つの暴力団がシノギを削っているという無法地帯だった。当然、住民は逃げてしまって、後に残っているのは暴力団員だけというホラーのような話。居酒屋で気がついたときには時すでに遅し。暴力団員に囲まれてしまっていた。そんなとき、運がいいのか悪いのか、北村組に所属している高校の同級生、ヒロに会ったことから組同士の抗争に巻き込まれ、挙句の果てに、心臓麻痺で死んだ組長を、BFを使って操縦させられるハメに…。
 
 わははは。しっとりしたタイトルと表紙に完全に騙されてしまった。梶尾真治なのでシリアスなドラマを想像していたのだが、くくく。大変楽しませてもらいました。
 
 何も考えずに笑いたい方へ、結構お薦め。
『ミハスの落日』 貫井徳郎 新潮社 
2007.03.28.Wed / 10:23 
ミハスの落日 ミハスの落日
貫井 徳郎 (2007/02/21)
新潮社
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 外国を舞台にした5つの短編ミステリー集。
 
 どの作品も非常に読み応えのある面白い作品ばかりである。なのに、評価を5つ星に出来ないのは、後味の悪さにある。どうも貫井氏はその辺のことをあまり考えてくれてないように思われる。例えば、登場人物の憎悪や妬み、怒り、嫉妬は、物語の途中では読者に反発や反感といった、不の感情が湧き出るかもしれない。だが、それはいい。物語に深みが出て、より一層面白みを増すから。しかし、読後の余韻というものを少しでも考えてくれるなら、小細工をしないで、もう少し素直にオチをつけていただきたい。だから、他の作品でも感じるのだが、途中は物凄く面白いなあ、と思っても終盤になるとガックリすることが多い。惜しいな、と思うのである。
 
 それでも、相変わらずリーダビリティは抜群だし、どの作品もしっかりと背景が作り込まれているので、非常に楽しめることは確かだ。とくに「ミハスの落日」が良かった。ミステリーとしては、貫井氏本人もあとがきで書いてあるように、トリックは噴飯ものだが、殺人事件の真相とあいまって永遠に解かれることのない誤解が、時の流れと残酷さを見せつけてくれて、読後はしみじみと感じ入るものがある。良い話だった。次の「ストックホルムの埋み火」も良かった。ミステリーを読み慣れた人にはお馴染みだろうが、この仕掛けに驚いた。だけど、レンタルビデオ屋の店員の行為は好きになれないけどね。三人の夫を事故で亡くした美しい未亡人が登場する「サンフランシスコの深い闇」は、登場人物の誰もが楽しくて良かった。真相はバレバレだけど。主人公の保険調査員がいい味を出してくれていたのでまた続きを読みたい。4作目の「ジャカルタの黎明」からどうも好きになれない。驚かせるためだとしても、道具としての娼婦の使い方がいまいち。ラストも、ふん、という感じ。で、最後の「カイロの残照」が最悪。これをラストに持ってきた意味がわからない。後味が悪くて、やりきれなさだけが残った。
 
 なんだか愚痴ばかり書いてしまったが、でも全体として、やっぱり貫井さんの作品は面白いし、とても楽しめる。ということで、とくに貫井さんのファンの方にはお薦めします。
『純棘―Thorn』 五條瑛 双葉社 
2007.03.26.Mon / 00:08 
純棘―Thorn 純棘―Thorn
五條 瑛 (2007/02)
双葉社
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 革命シリーズ第6弾。残りあと4冊となって、キャストも勢揃いしてきて、ようやく物語も佳境に入ってきた。今回は正反対の人物を中心に話が進められる。一人は、国内の外国人を排除しようとする右翼の武術家。もう一人は、人権擁護派の若手議員。 両者に絡んだ不法滞在外国人問題から、鳩の過去が明らかになってゆく。
 
 今まで謎の男でしかなかったサーシャの出番も多く、亮司やすみれと喋っている姿は相変わらずでも、赤い薔薇が似合う麗しい男が出てくるのは、とにかく嬉しい。鍵はパイトゥーンとの会話にあるのか、物語の核心をさらりと口にしているのも見逃せない。uk-Xやファービーの位置づけが少しずつ分かってきて、ますます次回作が楽しみになってきた。それにしても、すみれの冷静さは群を抜いている。底知れない怖さがあるなあ。あと、立ち回りが巧く、如才ないところを見せてきた大川だが、ちらりと出てきたのには驚いた。
『フィッシュストーリー』 伊坂幸太郎 新潮社 
2007.03.24.Sat / 23:35 
フィッシュストーリー
フィッシュストーリー
伊坂幸太郎
新潮社 2007-01-30
asin: 4104596027

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  ★★★★☆

 短編4本。最初の「動物園のエンジン」を読んで、何が何だかちっとも分からなくて、「やっぱり伊坂はつまらん」と、ぶうぶう言ったのも束の間、次の「サクリファイス」でちらりと毒のあるところがものすごく面白くて、やっぱり黒澤が出てくる作品は当たり外れがないなと、「やっぱり伊坂は面白いじゃん!」と、はた迷惑にも大きな声を出して喚いちゃったですよ。次の表題作「フィッシュストーリー」も、これまた凝った作品で、次々に繋がっていく話がパズルを見るようで楽しかった。解散した売れないバンドが作った曲の中に、一分にもおよぶ無音部分が、巡りに巡って奇跡を起こす話。これも非常に好きな話。面白かった。最後の「ポテチ」は、しみじみとするいい話だが、天邪鬼なわたしはそれほどいい話を求めてないので読んでいても、ちょっと退屈。まあでも、綺麗に纏まった話だし、いい具合に余韻もあって、これはこれでいい話だと思う。ということで、結構好きな短篇集でした。
『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹 東京創元社 
2007.03.23.Fri / 10:50 
赤朽葉家の伝説 赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹 (2006/12/28)
東京創元社
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  ★★★★★

 傑作。
 
 昭和28年。西暦でいうところの1953年。赤朽葉万葉、10歳の夏から物語は始まる。たたらの頃より製鉄業が盛んで、神話と不思議の国でもあった、出雲の国、島根県とその隣の鳥取。ここを舞台にして旧家に生きる三代の女たちの姿が、「昭和」を知らない、若い世代の赤朽葉瞳子を通して力強く語られてゆく。
 
 すでに太平洋戦争が歴史と化し、学生紛争やオイルショックを経験していない世代がいる。あるいは日本の反映を象徴する東京オリンピックや新幹線の開通を見ていない世代がいる。日本を震撼とさせたロッキード事件を記憶していない世代もいるだろうし、つい最近のバブル景気さえ知らない世代もいるだろう。そんな様々な世代の人たちが、若い世代に絶大な人気のある、若い作家である桜庭一樹の作品を読むのである。これに殊の外、意義を感じる。胸に去来するものはそれぞれ違うであろうが、女三代の年代記を、歴史を俯瞰しながら読み進めていく楽しさは、想像以上に豊かで大きいことは確かである。そうして辿り着いた第三部の瞳子自身の話。一息ついたかと思えば、驚くことに、この濃密で鮮烈な物語がミステリ展開していくのである。その勢いは、それまでの出来事を丸め込んで一気に切なさを増してゆくのであった。
 
 第一部は祖母・万葉の話。“辺境の人”に置き忘れた幼子が、村の若夫婦に引き取られ、そして製鉄所を営む大奥様のタツに望まれて赤朽葉家に嫁ぎ、“千里眼奥様”として仕切っていくまでを描く。読み書きができないという万葉だったが、赤朽葉の人たちが疎まずに受け入れてくれ、千里眼で見た未来を役立て、赤朽葉家になくてはならない人になっていく話は、なんとも言えず胸にくるものがあり、とにかく読み応えがあった。この地に伝わるおやつ、“ぶくぷく茶”。実際にあるのか知らないが、ちょくちょく登場してくるこのお茶がこの物語に彩りを与えてくれて、ついつい話が弾んでいくのは、とにかく楽しかった。
 
 第二部は母・毛毬の話。暴走族レディースの頭として、「ぱらりらぱらりら」と爆音も小気味良く、敵を蹴散らかした青春。その後、売れっ子漫画家になって急逝した突拍子もない人生。12年以上も連載したヒット作であり、毛毬自身の青春時代を描いた『あいあん天使!』。これを読んだとき、すぐに高口里純の『花のあすか組!』を思い浮かべたのはわたしだけであろうか。とくに若い方たちは、赤朽葉毛毬の豪胆で達観したキャラクター性に惚れ込んだのではないだろうか。その親友である穂積蝶子の生き様も、これまた鮮烈で異彩を放っていた。
 
 第三部は語り手である、何者でもない瞳子自身の話。派手な事件や特別な出来事があるわけではない。だが、昭和を知らない乾いた世代が、かつての活気と熱気に触れ、侠気に富んだ人を見るにつれ、何を考え感じたのかは、興味は尽きない。そして、ずっしりとした物語は、瞳子の言葉で爽やかに終幕を迎える。「ようこそ、ビューティフルワールドへ。」
 
 お薦め。
『風が強く吹いている』 三浦しをん 新潮社 
2007.03.19.Mon / 00:27 
風が強く吹いている
三浦しをん著
新潮社 (2006.9)
[asin:4104541044]
価格 : 1,890円
Amazonで詳細を見る

 箱根駅伝を目指して、ど素人を含めた、たったの10人で挑戦していく話。
 いやあ、とにかく三浦しをんさんの文章の巧いことに度肝を抜かれてしまった。前から面白い文章を書く人だなという思いはありましたが、これほど巧い方だとは思っておりませんでした。その三浦さんが、渾身の想いをこめて書いているのがひしひしと伝わってくる作品です。面白くないわけがありません。はい、もう読み出してから500頁の作品を最後まで一度も捲る手を止めることもなく4時間半で読了です。
 
 これほど夢中で読めた作品ですが、読み終わった後、では満足したかというと、それがそれほどでもないんですね。で、なぜそう思うのか分析してみたのですが、やっぱりこれは漫画の世界だな、ということです。嘘くさいんですね。もちろん素人といっても、まったくスポーツに縁がなかったのは漫画オタク約一名で、他はサッカーをやっていたり剣道をしていたりと、そこそこ体を鍛えていた者たちですから、ひょっとしてひょっとするんじゃないだろうか、という気持ちも沸いてくるわけです。しかしねえ、やっぱりどう考えたってファンタジーなんですよ。「箱根駅伝」がどれだけ凄いものなのか全く理解していない素人のわたしですら、予選会までのたった半年間で駅伝に出場できて、なおかつシード権まで獲るのはあまりにも無茶すぎるんではないかと思うんですね。
 
 同じ箱根駅伝を書いたものに、ミステリで安東能明氏の『強奪 箱根駅伝』というのがあるんですが、こちらのほうが箱根駅伝の雰囲気はバッチリ伝わってきたし、ラストもあまりにも素晴らしくて号泣してしまったことを思い出したわけです。そうすると、やっぱりちょっと、と思ってしまう。文章は素晴らしかったんですけどね。同時期に出た「走る」ことを題材にした佐藤多佳子氏の『一瞬の風になれ』と比べてみても、わたしは『一瞬の風になれ』のほうを評価したいです。佐藤氏の文章は文体が軽くて好みではないんですが、読後感が抜群にいいんですね。
 
 ですが、これはこれでやっぱりすごく面白かったです。
 
 お薦めです。
ヴェロニクにインザピンクのドレスを。 
2007.03.16.Fri / 14:11 
昨日、はてなのほうにエントリーしましたので、こちらには写真だけ載せておきます。
華やかなヴェロニクさんをどうぞ。
インザピンク バービー(In the Pink Barbie)のドレスです。
やはりFMCのドレスは綺麗ですね。

20070316135303.jpg

胸の谷間が気に入ったのでアップで一枚(笑)。

▽Open more.
『スロウハイツの神様』 辻村深月 講談社 
2007.03.15.Thu / 11:35 
スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)
(2007/01/12)
辻村 深月

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スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)スロウハイツの神様(下) (講談社ノベルス)
(2007/01/12)
辻村 深月

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  ★★★★★

 「チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ」 猟奇的なファンによって、作品を模倣した大量殺人が行われた。それから十年。売れっ子脚本家・赤羽環は、クリエイターを目指している友人達に声をかけ、チヨダ・コーキと共に「スロウハイツ」での共同生活を始めた。しかし幸せな日々は、ロリータファッションを身にまとった新たな入居者、加々美莉々亜の出現によってゆっくりと変化を始める。
 
 とびっきりの恋愛小説だった。それは、なんと言うことのない日常の日々が綿々と綴られていくだけなのに、こんな素敵な物語ができるんだなあ、という感じなのである。辻村は、登場人物の一人ひとりを丁寧に書き込むことによって、最後の最後で感動させるすべを知っているのだ。至るところに散りばめられた小さな謎が、最終章の「二十代の千代田公輝は死にたかった」で綺麗に回収される。その見事さに震えるほどの感動を覚えてしまうのだ。「お久しぶりです」という言葉。この何気ない言葉が極上の言葉となり、この物語を読めた幸せをしみじみ思うのだった。ああ、彼のこの想いを書きたかったのだな、と。いつも思うのだが、辻村は切り札を使うのが本当に巧い。
 
 いや、色々と突っ込みたいところはある。あるのだが、しかし、そんなことはどうでもいいくらい素敵な物語だった。まったくのおとぎ話として読ませてもらったというのもあるのだが、この丹念に紡いでいったエピソードがラストで綺麗に纏まっていくのは、登場人物の彼らと同じように嬉しかった。
 確かに、人物描写が巧くなったといっても、性格が綺麗すぎたり、生活圏が狭かったり、ご都合主義的だったり。あるいは、狩野壮太の目線で語られていても、赤羽環とチヨダ・コーキと狩野壮太の、誰が主人公なのかわからなくて戸惑ったりすることもある。だが隅々まで丁寧に記述していく手法は、読み手の想像力の幅を広げ、こんな気持ちをまだ持っていたのかと、嬉しくさえさせてくれる。無駄だと思う記述があったり、どうでもいい人物が出てきたり、また他の作品とリンクした人物まで出てきて、ごちゃごちゃした感はあっても、あらゆる伏線がラストへ向かって加速的に収束していくさまは、感動すら覚えるのだ。だから、わたしは辻村の作品が好きだし、いつまでも追っていきたいと思うのである。
 
 お薦め。
『最愛』 真保裕一 新潮社 
2007.03.11.Sun / 23:17 
最愛最愛
(2007/01/19)
真保 裕一

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  ★★

 勤務小児科医の押村悟郎のもとへ、ある日、警視庁から連絡が入る。18年前に別れたまま音信不通だった二歳上の姉の千賀子が、頭に銃弾を撃ち込まれ、右半身も重度の火傷を負い、意識不明の重体で救急病院に運ばれたのだという。暴力団がらみの金融業者の事務所にガソリンを持って乗り込んだと疑われている姉。なぜかその前日に婚姻届を出しており、しかもその相手の男には殺人の前科があった。姉が瀕死の重体であるにも関わらず、夫とされる伊吹は姿を現さないまま行方を絶っていた。アパートには多額の預金通帳があり、それがすっかり引き出されていた。事故か事件か。悟郎は、姉の生活や行動を調べていくうちに、さまざまな謎に出合っていく。
 
 真保はこの話を読者にどういうふうに読ませたかったのだろうか。主人公の悟郎の目を通して多くの謎を追いかけ、姉の人生に迫ることで慟哭するほどの純愛を見せたかったのであろうか。それならば、この内容では失敗だったと言わざるを得ない。本書はミステリ、というよりサスペンスの体裁をとっているが、ラストの真実に辿り着くまでがとにかく冗長すぎる。次から次に出てくる謎は興味を引くし、ぐいぐい物語の中へ引き込まれてゆくものの、その解決は遅々として進まず、ああ、また同じパターンなのかと、どうでもよくなっていく。一番の失敗は姉のエピソードである。彼女の性格や生き方は決して共感できるものではなく、無謀としか映らないのだ。だから悟郎がどんなに姉のことを凄い人だった、素晴らしかった、と語ろうとも、それは単に悟郎がそう思うだけで、読者としては白けるしかなく、これでは別れた姉弟の本当の理由が最後に明かされても感動することは出来ない。主人公の仕事を小児科医に設定したことは素晴らしいのだが、命の重みや大切さ、あるいは真実の愛を読者に納得させたいのであれば、終盤の語りだけでは不十分である。もっと余りある圧倒的な理由がなければこのテーマで書くことには無理がある。硬質であるが読者を引き込んでゆく筆力が素晴らしいだけに非常に残念であった。
今日の透明さん。 
2007.03.11.Sun / 18:27 
やっぱり、こういう白っぽいのって似合いますね。
くふふ。可愛いなあ。
20070311181836.jpg

20070311182119.jpg

白のオーバーニーソックスでも履かせようと思いましたが、可愛らしい靴が伸びちゃっても困るので止めました。
【モデル】
momokoDOLL CCS ハイウエストショートパンツ ブラウン /
ネックレス…gecko*さん
白の綿ニット…バービー
ドゥーニー&バーク バービーちゃん 
2007.03.10.Sat / 16:50 
あ、いかん。楽しすぎる。
昨日の今日でアレなんですが、着せ替えが楽しくて遊んでばかりいます。ほんとは、可愛いmomokoの透明ちゃんの写真でも載せようと思っていたのですが、それはまた明日にでも。ほんとに明日なのか?
ドゥーニー&バークちゃん、また着替えました。
キヨリのヴァイスお姉さまと一緒です。
サングラスがおそろですね。

20070310163705.jpg


▽Open more.
* テーマ:ドール - ジャンル:趣味・実用 *
プリティー プリーツとキヨリ・ヴァイス 
2007.03.09.Fri / 14:13 
 可愛いプリティー プリーツ・バービーちゃんのアップです。
バービー プリーツ

 さて今日は、きのうコメントでヾ(=ΘΘ=)ノさんがドゥーニー&バーク バービーちゃんをお迎えするという話をされていましたので、わたしもこのOFをプリティー プリーツ・バービーとキヨリ・ヴァイスに着せてみました。で、これがもうえらい時間がかかってしまってぐったりなっています。
 では、頑張っていってみましょう。
▽Open more.
* テーマ:ドール - ジャンル:趣味・実用 *
今日のパピィ・ラヴ(Puppy Love) 
2007.03.08.Thu / 00:48 
 最近、Misakiに構ってなかったなあと思って、ちょっとパピィ・ラヴちゃんに登場してもらいました。
 やはり写真映りがいいですね。
 いつも言ってますが、ブルーのシャドーとピンクのリップがいいんですね。

 そうそう、先日、大慌てでmomokoのデニムを予約しました。だってアマゾンは在庫切れだし、ロボクリスは完売だし、楽天市場は入荷待ちだし。そ、そんなに人気だったの?うそ、って焦った焦った。ネットで探しまくっちまったよ。ふぅ。
momokoDOLL 最愛デニムエンジェル momokoDOLL 最愛デニムエンジェル
(2007/04/25)
セキグチ

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 デニムさんのジャケットと今パピィちゃんが着ているジャケットって似てるでしょ。え?似てない?ま、そうなんだけど、こういうジャケットって一枚欲しいですよね。そう思ってバービーのを追いはぎしたのですが、う~ん、やっぱりピンクラベルのものではいまいち満足できなかったです。
 こうやって見ると結構可愛いんですけどね。

 それよりmomokoのワナビさんのだぼだぼジーンズが、これがね、もうMisakiにぴったりでした。今までMisakiに合うジーンズがなくてガッカリしてたのですが、今回のワナビさんのこれ、だぼだぼと大きかったおかげで丁度ぴったんこでしたの。うれしい。
 お姉さんになって決まってるでしょ。

パピィ・ラヴ(Puppy Love)パピィ・ラヴ(Puppy Love)パピィ・ラヴ(Puppy Love)


【モデル】
ジャケット…バービー ドゥーニー&バーク バービー J0937 (ピンクラベル) /
ジーンズ…momokoDOLL I wanna Be a boy /
ビスチェ(白)…CCS
靴…タイニー・キティ・コーリア「キティ・シューズ
バッグ…momokoDOLL カフェオレに角砂糖 /
ネックレス…gecko*さん
サングラス…バービー ファッション モデル コレクション プリティー プリーツ J0956 (ゴールドラベル) /

 いやあ、無駄に詳しく書いてしまったような。で、小物で気に入ったのが、カフェオレさんの水色のバッグです。ティッシュを詰めて膨らませています。え?そんなところまでわからない?うーん、こういうこだわりがあるから遊んでいて楽しいんですね。
 サングラスはたくさん持っていてかけるのが好きです。この子も実際かけたほうがカッコよくなってよかったのですが、どうも写真だとその良さがわからないんですね。で、頭に乗っけるだけになりました。

 話が長くなっちゃうんですが、そういえばアマゾンでポイントがたまるようになったのですね。ボーっと眺めていたら、CCSとか、あといろいろと10%のポイント還元がついていたので、あら嬉しいとバービーでもポチろうと、いろいろと見て回っていたら、いつのまにか消えてなくなっていました。あれって、なんだったのですか?アマゾンって、やっぱりよくわかんないところですね。
今日の透明さん。CCSのブラウスで清楚に。 
2007.03.06.Tue / 11:17 
今日の透明さんは
momokoDOLL CCS パフスリーブブラウス ホワイト /
FRニッポン・ミサキ「オータム・シャンパン」 /
のバルーンワンピースを着てみました。
やっぱりどちらも素敵なので、透明さんがより可愛くなりましたね。
昨日はアマゾンでmomokoDOLL 透明な碧い白 Deep-sea Ver. / が大変なことになっていたようで欲しかった人が買えなかったそうですね。まったくなんでそんなことになったのか怒りを通り越してしょんぼりなってしまいますね。本当にお気の毒でした。でもこの透明さんは本当に素敵なのでこの子の写真でも見て元気を出してくださいね。
透明さん、CCSのブラウスで。透明さん、CCSのブラウスで。透明さん、CCSのブラウスで。

ヴェロニクに「アペリティフ・アット・ザ・バルタザール」を。 
2007.03.02.Fri / 13:04 
 さて、昨日ご紹介した(http://dekopon.blog53.fc2.com/blog-entry-71.html)FRのアウトフィット「アペリティフ・アット・ザ・バルタザール」(Aperitif at the Balthazar)をヴェロニク・ペリン「シャイン」に着てもらいました。

ヴェロニク・ペリン「シャイン」半身アップ

 Fashion Royalty2004年ラインのアウトフィットですが、この当時のアウトフィットは低価格なのに高クオリティと、どれも本当に素晴らしいです。
 このときに目覚めていれば、と残念で仕方がありません。

 このヴェロニクは、アイメイクが派手なのでこういうクラシカルなスーツはどうかしらと思いましたが、全くの杞憂でした。驚くほど似合いました。

▽Open more.
* テーマ:ドール - ジャンル:趣味・実用 *
FR「アペリティフ・アット・ザ・バルタザール」 
2007.03.01.Thu / 13:42 
先日オークションで落札したのでご紹介しますね。
Fashion Royalty2004年ラインのアウトフィットです。
「アペリティフ・アット・ザ・バルタザール」(Aperitif at the Balthazar)
アペリティフ・アット・ザ・バルタザールアペリティフ・アット・ザ・バルタザール

ものすごく格好いいクラッシックなスーツとガーメントケース。
アペリティフ・アット・ザ・バルタザールガーメントケース

アペリティフは"食前酒"の意味。
旅先で立ち寄ったカフェバーで恋が芽生えるのかしら。
こんな素敵なスーツ、わたしも欲しいです(笑)。
立体的な縫製にびっくりです。
FRのドレスはどれも素晴らしいですが、
箱を開けた瞬間、あまりの素晴らしさにため息がでましたね。

羽飾りつきのヘッドドレスもお洒落です。
アペリティフ・アット・ザ・バルタザールアペリティフ・アット・ザ・バルタザール

スーツの裏地のピンクに合わせたように手袋と靴もピンクです。
ピンクの手袋アペリティフ・アット・ザ・バルタザール 靴

公式写真は白に見えますが、手袋は綺麗なピンク色です。
もちろんビーズもピンクです。
残念ながら、この手袋は今のFRには小さくてちょっと無理のようです。
靴の黒いラインがいいですね。履いたとき足がとても綺麗に見えます。
ほんとにこの靴は大好きです。
イヤリングがまた豪華です。
アペリティフ・アット・ザ・バルタザール イヤリングアペリティフ・アット・ザ・バルタザール イヤリング

ダイヤが三つもついています。
こういうアクセサリー欲しいわあ。

それからなんといってもこのアウトフィットの目玉は
ヴィトンにそっくりのスーツガーメントケースでしょう。
ガーメントケースを開く

ほんとにヴィトンのガーメントケースにそっくりですね。
内側がどうなっているのか興味があるでしょ?
まるで本物のように出来ているのでじっくりご紹介しましょう。
アペリティフ・アット・ザ・バルタザール ハンガー付きケースアペリティフ・アット・ザ・バルタザール 下のほう

ちっちゃなファスナーを下ろしていきましょう。
もちろんハンガー付です。しかも金ピカ。
アペリティフ・アット・ザ・バルタザール ハンガーがちょこんと

今まで外側だけの写真しかなくて、中のほうは一体どうなっているのかしら、
とやきもきされていたと思います。
わたしもそうでしたから(笑)。
あまりのクオリティの高さに度肝を抜かれましたね。
アペリティフ・アット・ザ・バルタザール ケースの中のほうアペリティフ・アット・ザ・バルタザール ケースの中

まるで本物の革です。
表面を触ると、ふわふわして気持ちがいいです。
裏もしっとりとした手触りと綺麗な縫製でびっくりです。

ということで、次は、このスーツを先程紹介したヴェロニク「シャイン」に着てもらいましょう。

ヴェロニク・ペリン「シャイン」です。 
2007.03.01.Thu / 12:00 
先日ヤフオクで(わーわー騒いで)落札したヴェロニク・ペリン「シャイン」です。
Fashion Royalty2006年セカンドラインのMiami Collection Veronique Perrin "Shine" ですね。
読書日記のほうにすでにエントリーしましたので、こちらではたくさん写真をUPしておきます。

ヴェロニク・ペリン「シャイン」

同じような写真ですがあと7枚載せておきます。続きからどうぞ。
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プロフィール

でこぽん

Author:でこぽん
 ようこそいらっしゃいました。
でこぽんです。

 このブログは「でこぽんの読書日記」のミラーサイトになります。感想文の保管庫ですね。読書通信となっていますがdollのほうがメインになるかと。なるべく多くの写真を載せていきたいと思います。画像をクリックしていただくと元の大きなサイズになります。
 それではどうぞよろしくお願いします。

 高速画像表示にするため、「広告あり」に設定しました。ちょっと邪魔ですがよろしくお願いします。2011/12/21

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 感想でいらした方は、カテゴリの[国内海外]の感想をクリックしていただくと日付順に表示されますので見やすいかと思います。
 でも最近は感想文は書いてないです。すみません。

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 カテゴリのところをちょっといじりました。
 ドールはmomoko、Misaki、Barbie、FRと分けて、それぞれの全記事が表示できるようにしました。少しは使い勝手がよくなったと思うのですが、どうでしょうか。2008/7/23

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 何かありましたらこちらまで。
 メールアドレス
yokonetjp*yahoo.co.jp(*を@に変えてください。)

------------
 薔薇の黒背景は画像が綺麗に見えるので私も好きでしたが、やはりエントリ別に見るときは使い勝手が良くないようです。CSSを弄れるといいのですが、このレベルになるとさすがに勉強しないと無理なのでやめました。ずいぶん粘ってみたんですけどね。なので元に戻しました。またそのうち黒背景にすると思います。2008/09/24
------------
 そうそう。コメントは「OPEN▼」でも読めます。いちいち戻らなくてもいいので便利かもしれません。

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