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『ロマンティスト狂い咲き』 小川勝己 早川書房 
2005.08.07.Sun / 22:14 
ロマンティスト狂い咲き (ハヤカワ・ミステリワールド)ロマンティスト狂い咲き (ハヤカワ・ミステリワールド)
(2005/07/21)
小川 勝己

商品詳細を見る

  ★★★

 ああ、この星の数は当てになりません。取り敢えずいい加減に付けました。というのも、出だしからずう~~~っと面白くて、もうこれは星五つは間違いないだろうと思っていたからです。

 ところが、だあー、もお。どうしようもなくぐちゃぐちゃに迷走してしまって、とんでもない代物になっていました。いつもこんな風になるのでしたら、ちょっと考えてしまいますね。でもファンの方にはこういうのが当たり前ですごく面白いのでしょうか。折角面白い作品になりそうでしたのにこれが作風でしたら、本当に残念です。

 作者はこういう破滅型のノワール小説がお好きなのでしょうか。同じように脳みそを撒き散らすのでしたら、私はやはり新堂冬樹のほうが好きです。それは必然性を持って書いてあるので読んでいて逆に楽しめるからです。

 純愛小説ということですが、どこが純愛なのでしょうか。ただセックスに溺れているアホ女が出てくるだけです。恋愛にすらなっていません。どうしようもない駄目な中年男とノータリンな女が逃走します。

 初めての作家さんです。
 なので、この方が今までどんな作品を書いてきたのか全く分からないまま読み始めました。少しホラーテイストがあるというのは訊いたことがありましたので、どこかでおどろおどろしい場面になっていくのかと身構えて読んだのは確かです。

 出だしはめちゃめちゃ好みです。上手いですね。
 作家と編集者の会話なんて、もともとグッとくる設定ですから、ここからして好みです。で、この場面での会話が実に面白い。書き飛ばし専門の三流作家と大手出版社の編集者です。なんか不思議な組み合わせですね。その売れない作家が店内のスタイル抜群のウェイトレスをちらちら横目で見ながら話をするのですから、普通の小説になろうはずがありません。しかもそのウェイトレスに似ているのが、編集者の美人妻というのですから、ますますもって何か起こりそうな予感がします。

 ああ、ほんと。途中まではものすごく面白かったのですよ。
 途中から、まさに狂い咲き。殺人と逃亡生活になってしまって、一体作者は何を書きたかったのか謎です。

 他の作品が全てこんな風だと読む気がしません。
 何かお薦め作品があったら教えてください。
 文章がすごく好みなのです。勿体ないです。
[コメントを書く]

# naoko_1999 『もう新刊を読了されたんですね!羨ましい!ええっと私は『まどろみ~』から読み始めたのですが、デヴュー作の『葬列』から読まれてみては?死体が山ですが、意外と気分爽快になるかも。「裏葬列」だという『彼岸の奴隷』、さらにパワーアップして救いようがなく、ダメな人はダメな話だと思うんですが、、、もうどんな話なのか、忘れちゃった^^;。免疫が出来たら短編集『ぼくらはみんな閉じている』をどうぞ。新堂冬樹は未読なんですが、結構イっちゃってると思います。』

# でこぽん 『七生子さん、ありがとうございます。
やはりデビュー作の『葬列』から読んだほうがいいのですね。
そうっかあ。まず免疫をつけてからパワーアップしなくてはいけなかったのですね。何事も順番が大切なんですね。
ほんとに何がダメだったのかわからないのです。
私はホラーも鬼畜系も大好きなのです。もしかして、死体が出てくるのがダメなのかしら。死体を生産させるってところがです。救いようのない話は、やはりダメですね。
あら、七生子さんは新堂冬樹は未読でしたか。意外でしたね。
七生子さん好みの作家さんだと思うのですが…。』

# キノ 『でこぽんさん、私も同じ感想を持ちました。最初は面白かったんですけどねえ。
「撓田村(しおなだむら)事件」は小川勝己にめずらしく本格ミステリーですよ。こういうのいっぱい書いてほしいんですけど。』

# でこぽん 『キノさん、どうもです。
キノさんのネタバレは面白かったです。
あ、本格ものも書かれているのですか。
それは楽しみですね。
この作家の感性は嫌いじゃないですね。読み始めたときは、久しぶりにお気に入りの作家が見つかって嬉しかったです。これは全部読みたいなと思ったものでした。今回は途中から私の思ったようには進まなかったので、ちょっと残念でしたが。』

# 聖月 『そうですね、『葬列』で未熟ながら鬼畜ノワールのパワーを感じて、『撓田村(しおなだむら)事件』で、この作家の丁寧な力量を感じるあたりが良いのでしょうね。』

# でこぽん 『聖月さん、TBありがとうございます。
聖月さんの書評は、この作品そのものでしたね。さすがです。
ま、評価記号ですぐわかりましたが。
力量は感じますので『葬列』と『撓田村(しおなだむら)事件』は読んでみたいと思っています。
とにかく文章は好きなんですよね。』


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