ADMIN MENU ≫ | IMAGE | WRITES | ADMIN
スポンサーサイト 
--.--.--.-- / --:-- 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
『ナラタージュ』 島本理生 角川書店 
2005.04.13.Wed / 23:30 
ナラタージュナラタージュ
(2005/02/28)
島本 理生

商品詳細を見る

  ★★

 あちゃー。私が読むべき本じゃなかったですね。取り敢えず評価として、星二つ付けていますが、なんとも評価のしようのない本でした。

 元々恋愛モノは苦手ですし、私みたいなのが間違って手にして、間違った評価をしてはいけないので、避けていましたが、どうも世間は放っておいてくれないようで何やら絶賛の嵐で騒がしいのです。流行りモノには後れずにいたい私としましては、これは読まないわけにはいかないでしょう。

 島本理生ちゃんですか。21歳ですね。……う~ん。まあ、いいでしょう。

 文章はお上手ですね。好きではないですが。

 この歳でこの表現力はすごいですね。ですが、私はこれだけ書けるのよ、という捏ねくり回した表現がどうにもスッと頭の中に入ってこなくて物語のなかへ入っていけなかったというのが本音です。読解力がなくてすみませんね。純文学というのはこういうモノなのでしょうか。「~だった」というのが目に付いたのも、その理由ですね。

 まあ、こんなことは些細なことです。一番つまらなくしているのが、登場人物の性格です。よりによって全員が独りよがりの性格というのは、なんとかならなかったものでしょうか。まさに一言で言うなら「うざったい」です。

 妻帯者である卑怯な、というより莫迦で幼稚な葉山先生は言うに及ばず、いじいじと、はがゆいばかりのヒロイン工藤泉、押し付けがましくて俺様な小野君。全員嫌いです。

 これだけどうしようもない未熟な人間を登場させておきながら、また、これだけゆらゆら揺れ動く気持ちを書いていながら、物語の起伏がないというのも純文学では普通のことなんでしょうか。

 淡々としていると言えば聞こえがいいのですが、なんらこちら側に迫ってくるものがないというのは、読んでいてちっとも楽しくありません。エンタメではないので仕方がないのでしょうね。
そして、冷めた気持ちのまま終盤を迎えましたが、ここで友達の自殺という出来事が起こります。しかし、この自殺はこの小説に必要だったのでしょうか。ただのスパイスとして扱ったのであれば、首を傾げざるを得ません。

 ラストシーンが秀逸だっただけに、もう少し設定を考えて欲しかったなと思うばかりでした。

 恋愛小説は当分もういいです。
[コメントを書く]

# pnu 『「ナラタージュ」、なかなか評判いいようですけど私もちょっと…。
葉山も泉も自分たちだけの世界に酔っているようにしか思えませんでした、、
垣根涼介はいいですね、スカッとしますね。しかもいつも純愛ですし。』

# でこぽん 『PNUさん、こちらまでコメントありがとうございます。いやあ~、PNUさんの「はてな」は綺麗ですね。今見てきました。
それにしても、トラックバックが出来ないのは不自由ですね。いちいちidを入れないと駄目っていうのもどうにかして欲しいですね。行き来してたら出来るようになるのでしょうかね。
そうそう、垣根涼介はいいですね。もう大好きです。あんなにエロチックなのに純愛っていうのがいいんですよね。
それで、お手数をお掛けしますが、『君たちには明日はない』をマイレコのほうへTBしていただけないでしょうか。そして、マイレコからPNUさんのブログへTBさせていただきたいと思います。ではよろしくお願いいたします。』

# 聖月 『たとえ私が×をつけようと、色んなところで評判がよかったり、表紙の感じも中々、とりあえず読むわけですなあ・・・ははは。
そんなあなたに『探偵術教えます』パーシバル・ワイルドが面白いよとだけ言っておきます。『ホミニッド』より面白い。ジャンルは全然違いますが。』

# でこぽん 『聖月さんフリークですので、「×」であろうがなんであろうが、書評があがった時点で注目しているのです。ふふふ。
とりあえず、メモしておきました。』

# ココ 『あらら『ナラタージュ』だめでしたか。でもわかります、その気持ち。私も上手く書いたな島本さん、と思って評価を高くしましたが、好きか嫌いかと問われれば、好きくないかも(笑)。恋愛小説、私も最近持て余し気味です。恋愛ドラマも見なくなったし。。。』

# でこぽん 『はい。だめでしたね。ココさんの感想を読ませていただきました。私もココさんの感想に共感します。ただ評価をするなら、登場人物の描き方が好きではなかったのと、絶賛というわけにはいかないなという思いで辛くしました。しかし、とても21歳の若い方が書いたとは思えないほど素晴らしい表現力ですよね。この瑞々しい感性は大事にしてほしいと思います。』

# ツキノ・ハルミ 『はじめまして。わたしも多くの大絶賛に反してこの作品はだめでした…
自殺のエピソードは痛すぎる…話の本筋には関係なく、必要だったのかとわたしもとても疑問に思いました。』

# でこぽん 『ツキノ・ハルミ様
ようこそいらっしゃいました。
コメントありがとうございます。
「死」を書くときは、かなり注意が必要です。その物語において必然性がなければいけません。道具として「死」を扱うことは断じてしてはいけないのです。』

# snowkids99 『でこぽんさんはダメでしたか。ぼくは、とてもよかったです。ただ、後輩の自殺とそのきっかけは、決して徒に扱う問題ではなかったと思っています。そこは、この作品の重大な欠陥という点は同感です。』

# でこぽん 『すのさんがこの作品を絶賛されていたのでちょっと不思議でした。理生ちゃんの瑞々しい感性にやられちゃったのかな~。うっとりしてましたね。
でも本屋大賞はこれだと思っています。みんなやられちゃうんですよね。』

# いよかん 『だいぶ遅いですが、昨日テレビで「ナラタージュ」を初めて知り、先生と生徒の恋♪
という情報だけで書店にお取りおきしてもらい読みました。だいぶ期待していたのに
ホントに淡々としていてちょっと暗いなぁ・・・と読むのを辞めたくなりましたが、
1470円を無駄にするのは悔しいからがんばって読み終えました。たしかに私と同い年
の作者の文章力はすばらしく思いましたが、純愛だけでなくいじめやレイプ、自殺など
ダークな部分がすごく嫌な気分になりました。これは明日でもブックオフに売りに出したいと思います。そして純愛エロの垣根涼介を読んでみたいと思います。』

# でこぽん 『いよかん様
コメントありがとうございます。
そうですか。『ナラタージュ』は、著者と同年代の方が読まれても、「あらら」という感じだったのでしょうか。でも縁があってせっかく購入されたのですから、ブックオフへは勿体ないと思います。これから後、ずいぶん経ってから再読されたら、また違った感想がでてくるかもしれません。この方の母親世代にはすごく評判がいいんですよ。
ふふふ。垣根涼介は純愛エロという枕詞がついちゃいましたか。エロチックなシーンがいっぱいある小説でも、スピード感あふれる面白さは抜群のものがあります。どうぞお楽しみくださいね。』


トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/yookoo/20050413/1113363341
×「ナラタージュ」 島本理生 角川書店 1470円 2005/2
「ナラタージュ」島本理生
[島本理生]ナラタージュ
スポンサーサイト
COMMENT TO THIS ENTRY
   非公開コメント  
スポンサーサイト『ナラタージュ』 島本理生 角川書店のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

でこぽん

Author:でこぽん
 ようこそいらっしゃいました。
でこぽんです。

 このブログは「でこぽんの読書日記」のミラーサイトになります。感想文の保管庫ですね。読書通信となっていますがdollのほうがメインになるかと。なるべく多くの写真を載せていきたいと思います。画像をクリックしていただくと元の大きなサイズになります。
 それではどうぞよろしくお願いします。

 高速画像表示にするため、「広告あり」に設定しました。ちょっと邪魔ですがよろしくお願いします。2011/12/21

---------
 感想でいらした方は、カテゴリの[国内海外]の感想をクリックしていただくと日付順に表示されますので見やすいかと思います。
 でも最近は感想文は書いてないです。すみません。

---------
 カテゴリのところをちょっといじりました。
 ドールはmomoko、Misaki、Barbie、FRと分けて、それぞれの全記事が表示できるようにしました。少しは使い勝手がよくなったと思うのですが、どうでしょうか。2008/7/23

----------------
 何かありましたらこちらまで。
 メールアドレス
yokonetjp*yahoo.co.jp(*を@に変えてください。)

------------
 薔薇の黒背景は画像が綺麗に見えるので私も好きでしたが、やはりエントリ別に見るときは使い勝手が良くないようです。CSSを弄れるといいのですが、このレベルになるとさすがに勉強しないと無理なのでやめました。ずいぶん粘ってみたんですけどね。なので元に戻しました。またそのうち黒背景にすると思います。2008/09/24
------------
 そうそう。コメントは「OPEN▼」でも読めます。いちいち戻らなくてもいいので便利かもしれません。

最近のコメント
最近のトラックバック
カウンター
でこぽんの読書メーター
でこぽんさんの読書メーター
QRコード
QR
CopyRight 2006 でこぽんの読書通信 All rights reserved.
Photo material by <ivory> / Designed by Il mio diario
Powered by FC2BLOG / 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。